「肩がガチガチでつらい…」
「夕方になると肩が重くて頭痛も…」
「マッサージしてもすぐに戻ってしまう」
こうした“慢性的な肩こり”に悩んでいる方は、非常に多いのではないでしょうか。
実は肩こりには、「人によって異なる原因」があり、それに合わせたケアを行わないと、何度でも繰り返してしまいます。
本記事では、柔道整復師の視点から、実際の患者さまの具体例を交えつつ、肩こりの根本原因と改善法をご紹介します。
肩こりの主な症状とは?
肩こりとは、首から肩、肩甲骨周りにかけての筋肉が緊張し、血流が悪くなることで起こる症状です。
具体的には…
- 肩が重だるい・張っている
- 首筋まで痛い
- 肩から腕にかけてしびれる
- 頭痛や吐き気を伴う
- 上を向く、腕を上げるのがつらい
といった症状がよく見られます。
特に、デスクワーク・スマホ・家事育児など、同じ姿勢が続く生活をしている人に多く見られます。
【肩こりの具体例①】30代女性・デスクワークで頭痛も
症状:肩から首にかけてのこり、後頭部の鈍い頭痛。
原因:長時間のパソコン作業による猫背姿勢。視線が下を向く状態が続くことで首の筋肉が緊張し、血行が悪化。
背景:在宅勤務で通勤も運動もなし。合っていないイスと机で作業し続けていた。
▶ 施術アプローチ:
姿勢分析と骨格調整により、頸椎と肩甲骨の可動性を改善。自宅でもできるストレッチと、イスの高さ調整アドバイスを実施。
【肩こりの具体例②】40代男性・運転が多い営業職
症状:右肩のこわばりと、肩甲骨の内側の痛み。
原因:車の運転での片側に偏った姿勢と、ハンドル操作による筋疲労。ストレスも加わり、自律神経が乱れている。
背景:毎日3~4時間は車に乗る生活。休憩も少なく、肩に力が入ったままのことが多い。
▶ 施術アプローチ:
肩甲骨はがしと姿勢調整を中心に施術し、胸筋と背中の柔軟性を取り戻す。深呼吸を使ったリラクゼーション法も指導。
【肩こりの具体例③】20代女性・スマホ首によるしびれ
症状:首こり・肩こりに加えて、腕のしびれ。
原因:ストレートネック(スマホ首)による神経圧迫と、胸郭の歪み。
背景:1日平均5時間以上スマホを使用。勉強・SNS・動画視聴でほとんど下を向いている生活。
▶ 施術アプローチ:
首の前方変位を修正し、神経の圧迫を軽減。胸部の開きと姿勢指導を行い、スマホ時間の見直しも提案。
【肩こりの具体例④】50代女性・更年期の影響
症状:肩から背中にかけての強いこわばり。頭痛や吐き気も時々。
原因:ホルモンバランスの乱れによる自律神経の不調と血行不良。
背景:更年期に入り、冷えや倦怠感も感じている。肩こりが強くなると、気分も落ち込みやすくなる。
▶ 施術アプローチ:
背骨の可動性改善と全身の血流促進。温熱療法と組み合わせて、リラックスを重視したケアを行った。
肩こりの本当の原因は「姿勢」と「生活習慣」
肩こりの多くは、一時的な疲労ではなく、日常の姿勢や習慣に原因があります。
- デスクワーク中の前傾姿勢
- 長時間のスマホ使用
- 座りっぱなし・立ちっぱなしの仕事
- 運動不足による血流の低下
- ストレスによる筋緊張
これらを放置すると、筋肉が硬くなり、骨格の歪みや神経圧迫を招く恐れもあります。
肩こりのセルフケアと予防法
1. 姿勢の見直し
背筋を伸ばし、耳・肩・骨盤が一直線になるよう意識しましょう。
2. 簡単ストレッチ
・首をゆっくり左右に倒す
・肩をすくめて脱力する
・両腕を後ろで組み、胸を張る
毎日3分でも続けることが大切です。
3. 適度な運動
ウォーキングやラジオ体操など、全身の血流を良くする運動を取り入れましょう。
4. 温める
入浴や蒸しタオルで肩まわりを温めると、血流改善に効果的です。
改善しない肩こりは専門家に相談を
セルフケアや市販のマッサージでよくならない肩こりは、根本的な歪みや神経圧迫が関係している可能性があります。
柔道整復師による姿勢分析・筋肉調整・骨格矯正などを通じて、根本からの改善を目指しましょう。
まとめ
肩こりとひとことで言っても、人によって原因も症状もさまざまです。
日々の姿勢や生活習慣を見直し、必要に応じて専門家の手を借りることが、つらい肩こりを改善する第一歩です。
「もう我慢しない肩こり対策」、今日から始めてみませんか?
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